カスペルスキーはMicrosoft Windows 10の挙動を問題視ーロシアの反独占庁(FAS)が調査を開始

11月10日、ロシアの反独占庁(FAS)は、エンドポイント・セキュリティ―企業Kaspersky Labからの訴えにもとづき、調査を開始したと発表した。

また、CEOのユージン・カスペルスキーは、マイクロソフト社への痛烈な批判を自身のブログに掲載している。その中で、マイクロソフト社は、独占的な立場を利用して、Windows 10 エコシステム(Windows 10についてマイクロソフト社とパートナー企業が共存共栄する仕組み)から、エンドポイント・セキュリティ―企業を追い出そうとしており、特に、ユーザーがMicrosoft社が提供しているDefenderに切り替えるように仕向けている、としている。

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彼のブログによると、セキュリティ―・ソフトだけではなく、ゲームやブラウザーなどについても同様で、表面上はエコシステムなどと言いながら、実際には、ニッチマーケットの獲得に乗り出していて、独立ソフト会社の製品を追い出して、自社のそれほど優れてもいない製品の利用拡大を進めているという。

セキュリティ―・ソフトについては、Windows 10のインストール時に、明示的にWindows 10コンパチブルでないものは警告なしに自動的に停止状態となり、そして、Defenderが稼働するようになる。

また、Windows 10については、セキュリティ会社へのアップグレード情報通知が1週間前に来るため、ソフトウエア会社の開発が間に合わない可能性が高く、事前のテストで何か問題があれば、間に合わなくなり、その際はやはりDefenderがインストールされてしまうという。

さらに、Windows 10では、ユーザーが独立系会社のセキュリティ―・ソフトを使用していると、「Defenderをインストールしていない」というメッセージが警告ウィンドウに現れ、その警告に従って「Defenderを有効にする」というボタンを押すと、稼働しているセキュリティ―・ソフトは停止状態となる。

参照:

https://eugene.kaspersky.com/2016/11/10/thats-it-ive-had-enough/

http://www.securityweek.com/security-firms-allege-microsoft-anti-competitive