テスコ銀行がハッキング被害によりトランザクションを一次停止 – 2万口座の顧客に対して損失額の補償を約束

テスコ銀行は、週末に4万口座がハッキングによる盗難被害の影響を受け、そのうち約半数の口座において実際に被害があったことを認めた。

テスコは直ちにオンライン決済業務を凍結し、同時に、サイバー攻撃による盗難被害にあった2万口座について、補償を行うことを約束している。

スーパーマーケットの銀行業務部門の統括責任者であるベニー・ヒギンスは、オンライン業務の凍結は、口座を持っている顧客の保護を目的としたものであるとしている。また、700万におよぶ同行の顧客が見守る中で、NCA(National Crime Agency;2013年に発足したイギリスの国家犯罪対策庁)も関心を寄せている。

1つのサイバー犯罪によって、多くの顧客の口座が同時にお金を吸い取られた今回の事件はイギリスでは初めてのケースであると考えられており、それは親会社であるテスコ社にとっても費用面だけではなく、評判に大きな悪影響があるものと思われる。

テスコ銀行は7百万以上の顧客がいる一方で、口座数は137000しかなく、大手4大銀行が支配している銀行口座の獲得競争を行っており、3000ポンドまでは、3%の利子を提供するキャンペーンを実施している。

テスコ銀行を利用している顧客の1人であるマーク・テイラーは、この口座を完全に貯蓄用として利用していたが、セキュリティ対策についてのメッセージを受け取った後、自分の口座を確認したところ、3000ポンドあった口座の残高が、たったの575.73ポンドになっていた。2425.27ポンドが盗まれたことになる。

「すぐに電話をかけて、1時間20分待った後、話をした。彼らは、私の口座をブロックしていたが、もししていなかったら、全額なくなっていたかもしれない。今は、対策チームからの連絡を待っている。」

と話した。

リーズに住んでいる彼が、その後、彼の口座から£9.33、£802.61、£795.27、£818.26の4回のトランザクションが行われ、4回とも別々のスペインの銀行口座へ送金されていたことが判明した。

保守党のクリス・フィリップ議員によると、今回の事件については、国家の支援を受けたサイバー犯罪であるとの見方を示している。

参照:

http://www.independent.co.uk/news/business/news/tesco-bank-attack-unprecendent-and-serious-hack-investigated-a7404771.html