ハッカーによる違法な送金 – スペルミスにより9億3100万ドル(約1000億円)のうち8億5千万ドル(約900億円)が送金できず

ロイターによると、2月に発生したニューヨーク連銀のバングラデシュ中央銀行口座からの盗難・送金事件において、スペルミスによって、犯罪者が送金依頼を行った金額のうち、約90%にあたる金額が送金できなかったことが判明した。

ハッカーは、マルウェアによって盗み出した認証情報を使って、バングラデシュ中央銀行のニューヨーク連銀口座に対する送金依頼を36回提出した。

その送金依頼によって、8100万ドルをフィリピンの銀行口座に送金したが、次のスリランカのNGO団体(おそらく架空の団体)口座に向けた送金依頼において、”Foundation”を”Fandation”とスペリングしたため、仲介しているドイツ銀行のスタッフがバングラデシュ中央銀行に問い合わせを行い、それ以降のトランザクションは全てキャンセルとなった。

また、同時に、送金先が銀行ではなく、私的な団体であったため、ニューヨーク連銀が「疑わしい手続き」として、バングラデシュ中央銀行に連絡を行っていた。

参照:

http://www.reuters.com/article/us-usa-fed-bangladesh-typo-insight-idUSKCN0WC0TC